Jasmin Cuvee Selection 2024 ジャスマン キュベ・セレクシオン

・製造方法
2024年産の白ブドウをそれぞれ全房にて、酸素を含ませながらプレス掛け（搾汁率63％）したものと、酸素を防ぎながらプレス掛け（搾汁率64％）したものをデブルバージュ後、ステンレスタンクでそれぞれアルコール醗酵させ、MLFを行わず、澱と接触しながら、10ヶ月間熟成させて、ブレンドして誕生しました。清澄作業な し（フィルター処理あり）で瓶詰しています。少量の澱が確認できる場合がありますが、品質には影響はございません。

・味わいの特徴
緑がかった透明感のあるイエロー、照り、輝き、粘性あり。香りは凝縮しており、複雑で、華やか。ジャスミン、アカシア、ヤマユリ、白いバラ、くちなしのようなエレガントな白い花。マルメロ、洋梨のコンポート、マンゴー、熟したパイナップルの果実香に、スターアニス、フェンネル、コリアンダーシード、白檀、お香、レモンタイム、パイナップルミント、火打ち石のニュアンスがあります。アロマの要素が高いですが、香りが凝縮しており、将来はもっと開いてくるポテンシャルを有します。ヴォリューム感のあるまろやかなアタックで、酸の印象と張り合い、緊張感を生み出します。味わいがしっかりとしており、アルコール感がじわっと高まった状態で、酸や旨味が共存し、口いっぱいに広がります。豊かな果実味を中心として、ボリューム感が先行しますが、酸のレベルが高く、交互に入れ替わりながら、フレッシュ感が伸び、とても味わい深く感じます。柑橘や花、スパイスのアロマが戻り香となる長い余韻を有します。抜栓後しばらくはおいしい状態が維持されます。